アマゾンファッションウィーク東京(Amazon Fashion Week TOKYO)に潜入!

ASEEDONCLOUD(アシードンクラウド)

CLIP | FASHION

2019.3.20

アマゾンファッションウィーク東京(Amazon Fashion Week TOKYO)に潜入!
お久しぶりです。アカネルです〜!
外を歩いていると、桜が咲き始めていて春っぽくなってきましたね!個人的には花粉症で春を体感していますが。。。(笑)


突然ですが…春といえば!?
そう、東京コレクションのシーズンです!現在、2019−20秋冬シーズンの「アマゾンファッションウィーク東京(Amazon Fashion Week TOKYO)」が開催中で、各ブランドが趣向を凝らしたショーやイベントでファッションウィークを盛り上げています。

実はファッションショーを行っているブランド以外にも、素晴らしいブランドが東京で新作コレクションを発表しているんです…!

今回は、数年前から個人的に注目しているブランド、アシードンクラウドの最新コレクションの展示会レポをお届けします!


ファッションデザイナーの玉井健太郎さんが手がける「ASEEDONCLOUD(アシードンクラウド)」が、
20シーズン目となる2019年秋冬コレクションを発表しました。

ASEEDONCLOUD(アシードンクラウド)というブランド名は、玉井さんが子供の時に初めて創作した絵本の名前(くもにのったたね)から由来しています。コンセプトとして、毎シーズン様々な架空の職業のライフスタイルからインスピレーションを得て、その生活の匂いをスパイスとしてデザインに込められているのが特徴です。



創業10周年を迎えた記念すべきコレクションテーマは、雲上花(モガミバナ)」。
くもにのったたね”の話の続きとして、今回はある少年の物語が作られました。

物語の内容としては、空から降ってきた種からこの世のものとは思えない程に美しい花を咲かせた事が評判を呼び、雲の上で花を育てようとする職人が増えていきました。
しかし、どの職人も綺麗な花を育てることはできませんでした。皆が諦めていった中で唯一皆が思うような美しい花を雲の上で咲かせた少年がいました。
彼は世界中を周りいろいろな職業の人たちに出会い、その経験を糧に花を育てました。そして常に知識をくれた方々への感謝を忘れず、毎年最上花が綺麗に咲くと知識を与えてくれた方々の家に花を落とすという内容です!



展示会場の真ん中には、草花で作られた美しいカカシが立っていて存在感を放っていました。いろいろな種類の植物から成っていて見ているだけでも楽しくて癒されます。。。


天然素材をベースに使用しているため、肌触りが優しくて着心地が良いと評判のアイテムがずらり。19世紀後期〜20世紀初頭の写真に見られるような古い作業着の美しさを生かしたデザインで、その美しさの裏にあるアイデンティティーにウィットとユーモアが織り交ぜられています。


こちらのアウターはよく見ると、キルティングが家の形になっていて遊び心を感じます。物語の舞台である街並みを表しているようで、デザインがとても細かくて驚きました…!


物語の中で重要なモチーフである最上花や、少年が最上花を家に落としている場面が服に刺繍されています。デザイナーが考えたストーリーがしっかり服に落とし込まれていて、非常にユニークなデザインとなっていました!


ボディには上質なニットウェアに、定番人気のシャツとパンツ。一見シンプルに見えますが、ディテールに至るまで精巧に作られているんです!ニットは裏の模様も面白く、折り返すとまた印象が変わりますね。


お洋服以外にもこだわって作られたアイテムが沢山ありました。どれも自然に関係している優しいデザインなので、日常的に使いやすくて良さそう〜!とにかく素敵で良いモノばかりなので持っていると生活の質が上がること間違いなしですね。現在約40店舗で取り扱っているそうなので、実際に目で見て触って良さを感じてみることをお勧めします!店頭にならぶ日が待ち遠しいですね。。。


プロフィール
玉井健太郎 (たまい けんたろう)

セントラルセントマーティンズ美術学校メンズウェア学科卒業。ロンドンにて「MARGARET HOWELL(マーガレット・ハウエル)」UKのアシスタントデザイナーを経て帰国。2007年に山縣良和とリトゥンアフターワーズを設立し、2008年に東京コレクション初参加。2009年にリトゥンアフターワーズの活動を中止し、その後独自のデザイン活動をスタートさせるため、2009年9月に「ASEEDONCLOUD」を立ち上げた。

ASEEDONCLOUD公式サイト

https://www.aseedoncloud.jp

txt akanel

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editor's Information

poisonvintageプワゾンヴィンテージ オーナー・バイヤー

マリコ

比嘉 眞莉子(ヒガ マリコ)さん・26歳 / 沖縄出身。大学進学を機に上京。学生時代は暇さえあれば自らヴィンテージショプを巡り、ヴィンテージショプの店員にまでなるのめり込み。就職活動をしたものの、その熱は収まることはなく別のヴィンテージショップを経てプアゾンヴィンテージ設立に至る。自分の目で自分の手で選ぶ。その想いをこれからも実行し続けます。

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