【和牛のユートピア】とんだ林蘭さんと 話題の精肉店「トーキョー カウボーイ」に行ってみた。

RAN TONDABAYASHI / とんだ林蘭

CLIP | LIFESTYLE

2018.4.14

【和牛のユートピア】とんだ林蘭さんと

話題の精肉店「トーキョー カウボーイ」に行ってみた。

噂の“ミートキープ”をとんだ林蘭さんが体験!
知る人ぞ知る和牛専門精肉店を突撃レポート。

HaiColor(ハイカラー)が人気アーティストのとんだ林蘭をレポーターに迎え、気になるお店に取材を依頼する本企画。今回は“おしゃれすぎる精肉店”として巷で話題の世田谷区・用賀にある「TOKYO COWBOY(トーキョー カウボーイ)」にうかがいました!



_とんだ林さんの作品には、モチーフとして「肉」が頻繁に登場しますが、ものすごい肉好きなんでしょうか?
 
とんだ林「実は、お肉は好きは好きなんですけど、何かを語れるようなマニアでもなければ、連日鉄板焼きに行くような感じでもないです(笑)」
 
_健全そうで何よりです(笑)。じゃあ、一人焼肉とかは?
 
とんだ林「一人で食べに行くことはまずないですね。どちらかというと、友達と誰かの家に集まって、ワイワイガヤガヤ楽しんでいることの方が多いかも?」
 
_なるほど。そんなとんだ林さんにオススメしたいとっておきのお店があるんです。次の週末、空けておいてもらえますか?
 
とんだ林「はい。楽しみしています」


世田谷区・用賀の閑静な住宅街に佇む、いまだかつてない精肉店。  
 
2018 人気 アーティスト とんだ林蘭 売れてる #かわいい
 
空前の“肉ブーム”が続く最中、2015年に用賀にオープンした「トーキョー カウボーイ」は、“おしゃれすぎるお肉屋さん”として、巷で話題の和牛専門の精肉店です。アメリカ西海岸のカルチャーが感じられるクリーンな内装を手がけたのは、建築業界の常識にとらわれない自由な発想でクライアントの夢をカタチにする岩切研一郎さんが率いる「カリフォルニア工務店」だと聞けば、納得できる方も多いはず。
 

オープン2年弱のお店ですが、すでに評判は上々。スポーツ選手などの著名人をはじめ、メディアや飲食専門店からのラブコールが絶えないのだとか。オンラインで買える雑誌『レオン』とのコラボセット、丸ビルの36階にあるフレンチグリル&バー「BREEZE OF TOKYO(フリーズ・オブ・トウキョウ)」に商品を提供していたり、「THE KEY HIGHLAND IZU (ザ キーハイランド イズ)」との宿泊プランを企画するなど、そのどれもが話題を集めています。
 
2018 人気 アーティスト とんだ林蘭 売れてる #かわいい

【店舗情報】
TOKYO COWBOY(トーキョー カウボーイ)
住所:東京都世田谷区上用賀1-10-16 Tel:03-6805-6933 営業時間:10:00~18:00 水曜定休 http://www.tokyocowboy.jp/
 
_用賀の閑静な住宅街にこんな精肉店があるなんて、意外ですよね。ところで、そこにいるニットキャップをかぶっている方は、ひょっとして彼氏ですか?
 
とんだ林「いや、全然(笑)。友人の山﨑さんです。普段は出版社で働いているんですが、バンドもやっていて、よく友達と一緒にライブを見に行ったりしているんですよ。昔からの付き合いですが、遊ぶようになったのは割と最近です。多いときは週2~3ぐらいのペースで会っています。みんなで誰かの家に集まることもあれば、外でもよく飲みに行くことも」
 
山﨑「この前なんか、とあるお店で彼女が酔い潰れてしまって……。お店にあったリンゴを勝手にかじっちゃってたりして、出禁になっちゃったんですよ。本人はあまり記憶にないそうですが(笑)」


「トーキョー カウボーイ」が考える、お肉選びのコツとは?  
 
2018 人気 アーティスト とんだ林蘭 売れてる #かわいい
 
_今日はそういう展開はマジで勘弁してくださいね。では、さっそく本題に入ります。オーナーの上野さんに相談しながら、お二人のニーズに合うお肉を探してみたいと思います。
 
上野「ホームパーティーを頻繁にやるそうだから、今日はそこを基準にお肉を選んでみましょうか。だいたいでいいので、何人ぐらいで集まって、年齢や男女比はどのぐらいで、どんな料理で使いたいのか。まずはそのあたりから教えてもらえますか?」
 
とんだ林「だいだい多くても5~6人で、女子の割合が多いかもしれません。年齢は25~30歳ぐらいかな? いつもは鍋が多いんですが、これだけのお肉が並んでいるとさすがに気分が変わりますね。せっかくの機会だから、“焼肉パーティ”にしてみようかな」
 

 
上野「そうなると“赤身中心”がよいと思いますが、サシがのっているお肉があると食べ応えが出てくると思うので、たとえばリブマキ』ザブトンリブシンなどの部位を何枚か入れてみるとか。欲を言えば、ステーキカットやブロック肉があると、その場が盛り上がります」
 
とんだ林「確かに。その場合の焼き方は、どのようにすればいいんでしょうか?」
 
上野「ホットプレートがあれば、まず失敗することはないと思います。炭で焼く場合は、バーベキューコンロを使うのをオススメしています。炭をなだらかに並べて、火加減を調節できるようにすると上手に焼けますよ。ステーキやブロック肉は弱火でゆっくり焼いて、焼肉カットは強火でササッと焼いて食べる感じです」。
 
 
_食べてもいないのに話を聞いているだけでよだれが出そうです(笑)。
 
上野「部位ごとに微妙に厚さを変えてみるのもおすすめです。特に焼肉カットは同じ厚さに切るものだと思いがちかもれませんが、たとえばサシが入っていたら少し厚めに切ってみるとか。そうすることで食感に変化が生まれます」
 
山﨑「えっと、扱っている牛の産地はどこなんですか? 」
 
上野「今店頭に並んでいる商品に関しては、長崎や佐賀が多いです。特に産地や銘柄にこだわらず、本当にいいと思うお肉を仕入れています。ちなみにうちで扱っているお肉は“すべて雌牛”なんです。雄牛との違いは、雌牛の方が脂肪の融点が低いことにあります。だからうちで買える商品は仮にサシがしっかりのっていたとしても、さっぱりとした後味なんです」
 
_いよいよ本格的に“焼肉パーティ用のお肉”を吟味していきましょうか。
 
上野「オススメはリブシンです。リーブロースの芯の部分だけを残しているから、このように呼ばれています。希少部位という意味では『リブマキ』も◎。この際だから、ショーケースからお肉を取り出してみますね」
 
とんだ林「す、すごい。まるで石のようなボリューム感。実際に大きなお肉を持ってみたら不思議なテンションになってきたかも(笑)」
 

 
_生まれてこの方、そんなことを意識してお肉を食べたことはありませんでした。一応、お二人に前もって注意をしておきますが、そのお肉はあくまで商品だから取り合いは厳禁ですよ!
 
上野「次にご紹介するのは、『カイノミという部位です。これもめずらしいものでお肉として、すごくバランスがいい。『カメノコもいいかもしれません。その名の通り、これは亀の甲羅のような形をしているのでそう呼ばれています。この部位はローストビーフにも向いているし、焼肉カットの厚さであれば赤身がしっかりしていて美味しいんです。ただ、分厚くしてしまうと硬くなってしまうので、そこでのサジ加減が重要ですね」



噂が噂を呼ぶ。画期的なシステム、“ミートキープ”の真相に迫る!  
 

 
_上野さんのアドバイスでだいぶ的が絞りきれてきましたね。今日は持ち帰りますか?それとも“ミートキープにしますか?
 
とんだ林&山﨑「え!? “ミートキープって、平たく言うとボトルキープみたいな感じですか?」
 
上野ミートキープは、だいたい2kgぐらいから受け付けています。だいたい一ヶ月ぐらい期間でお肉の味が変化していくのを楽しんでもらえます。自分で食べるのはもちろん、ギフトとして、家族や仲間で味をシェアしてみるのも味わい深いと思います」
 
_とんだ林さんたちも、一人でキープすることは難しくても、割り勘ならなんとかいけるのでは?
 
とんだ林「お店の存在を知った時は、私たちにはハードルが高いお店だと思っていたのですが、上野さんからお話を聞いて印象が変わりました」
 
 
上野「みなさん口を揃えてそう言いますね。僕はお客さんとコミュニケーションをしながら、好みの肉を見つけていくという既存の精肉店にはない新しい取り組みがしたくて。あえて切り売りをしていないのは、そのためです。しょっちゅうご来店していただたいている常連様とか、お客様情報にご登録いただいた方には、前回買った商品などをすべてデータ化しています。これを続けていくことで好みに合ったお肉をお客様に提供することができます」
 
とんだ林「ところで、上野さんは普段お魚は食べるんですか?」
 
上野「もちろん、食べますよ(笑)。でも、今の仕事をはじめてから、お肉を食べる機会は確実に増えました。そもそも僕は肉マニアだからという理由でこの商売をしたかったわけではなくて、元は金融の業界いたんです。金融商品という目に見えないものを追いかける日々よりも、何か違うことを追求したいという想いが募っていました。そこで、『目に見えるもの』『みんなと喜びを共有できる』『海外でも展開できる』、この3点を結んでくれる商材がたまたま和牛だったんですよね」
 

 
_証券マンから精肉店のオーナーに、さらにはサーファーでもある。そんな上野さんだからこそ、こんな素敵なお店が作れたのだと思います。さあ、話が盛り上がってきたところで、それぞれ購入するお肉を決めてください。ミートキープ”を前提にお願いします!
 
山﨑「じゃあ、僕はドヤ顔がしたいから、迷わず『リブシン』で! ここで得た知識をみんなにひけらかしたい(笑)」
 

_さすがは編集者! かなり攻めますね(笑)。さて、とんだ林さんはどうしますか?
 
とんだ林「私は違うのがいいのかな。今までのお話を聞く限りだと、赤身の中から選ぶのがよさそう」
 

上野「それなら、『シンシン』はいかがですか? ヒレ肉と食感が近くて、とても柔らかな部位です。いろんな料理に合わせやすいオールラウンダーだから、和牛の初心者にもオススメですよ」
 
とんだ林「そんなに優等生だと聞いてしまったら、試したくて気になっちゃいます(笑)。じゃあ、私は『シンシン』でお願いします!」


名物の「ローストビーフサンドイッチ」をほお張る。
 

 
_素敵な焼肉パーティになりそう気もしますが、友人同士でお肉の奪い合いならないようにお願いしたいです(笑)。ここでひと段落といきたいのは山々なんですが、実は「トーキョー カウボーイ」には絶品だと噂の「ローストビーフサンドウィッチ」があるんですよ。これを食べずには帰れない、と思うんです。
 
上野「とんだ林さんたちも試しにいかがですか?」
 
とんだ林&山﨑「え!? いただいてもいいんですか???」
 
上野「準備に少し時間がかかりますから、その間にお土産向けの商品もぜひ見てみてください」
 
とんだ林「いろんな商品があるんですね。このハンバーグでハンバーガーを作ってみたいな」
 

 
上野「お待たせしました。どうぞ召し上がってください! さっき食べたローストビーフと違う種類を入れています」。
 
とんだ林&山崎「いただきます!」
 
山﨑「うっ、うますぎる!!! 中にシソが入っているんですね」
 
上野「さっぱりした和牛のローストビーフにすごく合うと思います。パンは、二子玉川にある『BREAD&BUTTER FACTORY(ブレッド&バター ファクトリー)』から仕入れて、【BALMUDA(バルミューダ)】のトースターで焼き上げています。値段は1200円です」


とんだ林「これだけ美味しいとすぐに売れ切れてしまうんでしょうか?」
 
上野「遠方からわざわざこのサンドウィッチを食べに来てくださるお客様もいらっしゃいますよ。平日は大丈夫だと思いますが、土日は事前にお電話をいただいた方がよいかもしれません。それと最後に伝えたいことがあって、実は裏メニューがあるんですよ。ホルモンとか、いくつか用意があります」
 
とんだ林&山崎「え!!! このタイミングで駄目押しのサプライズ(笑)」
 
上野「今日は残念ながら在庫を切らしていますが、次回ご来店いただいた際にはぜひお見せしたいと思います」


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【プロフィール】
とんだ林蘭(とんだばやし らん)
1987年生まれ、東京を拠点に活動。 コラージュ、イラスト、ぺインティング、立体、映像など、幅広い手法を用いて作品を制作する。猟奇的でいて可愛らしく、刺激的な表現を得意とし、名付け親である池田貴史(レキシ)をはじめ、幅広い世代の様々な分野から支持を得ている。木村カエラ、東京スカパラダイスオーケストラなどの音楽アーティストやFUJI ROCK FESTIVAL、MIHARAYASUHIROやRay BEAMS、GAPなどのファッションブランドへも作品提供を行うなど、精力的に活動の場を広げている。

Instagram @tondabayashiran
http://tondabayashiran.com/

山﨑大貴(やまざき だいき)
1987年東京都出身。出版社で編集業をする傍ら3つのバンド(MANGA SHOCK、CREATE-ACTiONS、Teen Runnings)を掛け持ちし、マイペースにライブ活動を行なっている。未だに、とんだ林蘭の彼氏?と聞かれることが多い。

川島小鳥(かわしま ことり)
1980年、東京都出身。早稲田大学第一文学部仏文科卒業後、写真家・沼田元氣氏に師事。2011 年『未来ちゃん』 で第 42 回講談社出版文化賞写真賞を、2014年『明星』で第 40 回木村伊兵衛写真賞を受賞する。写真集の制作、展覧会開催の傍ら、雑誌や広告、CDジャケットなども手掛ける。 上記のほか、写真集に『BABY BABY』(2011 年)『おやすみ神たち』( 2014年 )『ファーストアルバム 』( 2016年 )私家版写真集『道』(2017) など 。 2017年4月には、初のガイドブック『愛の台南』を発売。

Twitter https://mobile.twitter.com/kotorikawashima
http://www.kawashimakotori.com/
 


Reporter:Ran Tondabayashi、Daiki Yamazaki
PhotoKotori Kawashima
Hair&MakeHiroto Takewaki
Texthaicolor
 

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ハイカラー編集部

ファッション、ビューティはもちろん、モノ・コトへのこだわりが人一倍強い好奇心旺盛なクリエイターが集う編集部。ジャンルの枠に捉われないコンテンツ製作をモットーに日々奔走中。

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