見逃した方はもったいない!東京・銀座 シャネルで行われた【ジャン=ポール・グード展覧会】へ。その個性的な感性を体験してきました!

フォトレポート / アカネル

CLIP | FASHION

2018.12.26

見逃した方はもったいない!東京・銀座 シャネルで行われた【ジャン=ポール・グード展覧会】へ。その個性的な感性を体験してきました!
みなさん、こんにちは!ハイカラな女子を目指して、日々邁進中のアカネルです。
 
私は、現在ファッションの専門学校に通っているのですが、学校も冬休みに入り、なにか面白いイベントないかなぁ〜?とInstagramを見ていると、ある広告が目に入ってきました。それはCHANELの展覧会の宣伝動画だったのですが、そこに登場していたモデルさんの可愛さと流暢な英語とフランス語に釘付け!

調べてみると、元SMAPの木村拓哉さんと歌手の工藤静香さんの次女として話題のモデル、Koki (コウキ15歳)さんでした。動画最後にKokiさんに「きてね!」と言われたら行くしかない!(宣伝ですが)ジャン=ポール・グードって誰だろう?とすごく気になったので、さっそくジャン=ポール・グード展覧会「In Goude we trust ! 」に行ってきました!


今回は、そのフォトレポートをお届けします。

 

展覧会は銀座シャネルの4階のシャネル•ネクサス•ホールにて開催されていて、銀座のシャネルへ!ショーウィンドウディスプレイのお洋服が可愛い〜!と、テンションが上がったまま中に入ると別のエレベーターに乗ってしまい、あやうく迷子になりかけながら何とか4階に上がります。。。
 

どんな展覧会なのかワクワクしながら中に入ると、いきなり50枚以上のドローイングシリーズ(1966-2018)がズラリと並んでお出迎え。

すごい数のプリントに驚き!ひとつひとつの作品が完成されていて、クオリティが高く、とにかく絵が上手で色彩のセンスが絶妙ですごい…!グード自身が手がける今回の個展は、シャネルと作り上げた作品とパーソナルなアート作品の二部構成になっています。

 

ドローイングを横目に歩いて行くと正面には、壮大なインスタレーションを写す巨大パノラマパネルが目に飛び込んできます。

リズムにフォーカスした映像作品である「皆歌い、皆踊る(All singing, all dancing)」。壁一面のスクリーンに映し出されたサイケデリックな色調の映像と会場内に響くリズム音楽の組み合わせは、不思議とずっと見ていられる中毒性があり!

Instagramで見たKokiさんも映っていました!やっぱり可愛い〜!

 

希代のイメージメーカー、ジャン=ポール・グードとシャネルは、20年以上もかけて独自の協働関係を築いてきました。

90年代初頭、シャネルのために初めて手がけた男性用フレグランス「エゴイスト」のCMや、フレグランス「ココ」のキャンペーンイメージなどは、広告史に残る傑作として人々の記憶に刻まれています。そのアートワークが展示され、グードの頭の中のイメージであるスケッチと完成した作品を見比べることができます。手書きのデッサン画なんて、普段は見られないようなとても貴重な展示!

 
こちらは、私のお気に入りでもあるフレグランス「チャンス」のイメージと完成した作品の展示。グードの斬新なアイディアがどのように昇華されたのかがよくわかります。まるで彼の頭の中を覗き込んでいるかのような不思議な感覚になりました。

この作品は以前雑誌で見たことがあり、そのページの写真を撮っていたほど、衝撃的な記憶が残っています。あの頃、知らないうちに既にグードの作品に出会っていたことに驚き!

 

こちらは二つ目のパートであるパーソナルなアート作品の中でも有名な作品のひとつです。ジャマイカ系アメリカ人の歌手•モデル•女優として活躍されたグレイス・ジョーンズのアルバムジャケットの多くをグードは手掛けています。

アーティスティックに表現することで、彼女をミュージシャンから時代のアイコンにまで押し上げただけでなく、その視覚的インパクトは現代のポップカルチャーにも影響を残しています。



グードはグレイス以外にもリアーナやビョークといった才能ある歌姫とコラボレーションし、グードの類まれなセンスが発揮されている作品で有名ですね!

見どころはこれ!新作として展示されている鳥かごに入ったガブリエル•シャネルの作品が印象的な「ストーミーウェザーシャネル」が展示されていました。とてもユーモアに溢れた作品で、シャネル本人も必ず気に入ってくれるだろうと話していたそうです。



一番インパクトがあったのは、2001年に発表されたファイン ジュエリーコレクション「The Five Elements」のために制作された「ファイヤー インスタレーション(Fire Installation)」

なんとこれも展示作品のひとつだったのです!
シャネルのアクセサリーを手に持ち来場者に見せつつ、ロシアバレエの特徴的な動きをしながら会場内を移動します。あまりにもステップが上手すぎて、最初セグウェイに乗っているのかと勘違いしてしまう程でした…。

しかもこのセグウェイお姉さんはオペラも歌います、本当にすごすぎる。。。歌っていた曲は
グノーのアリア「宝石の歌」で、まさにこのインスタレーションにぴったりの曲!



さらに会場内のミニシアターでは、グードのこれまでの作品や活動をまとめた映像「So Far So Goude」(約90分)を上映し、貴重な初期の作品や人生の歩みを映像で振り返っていました。奇才グードのアイディアの源であるパーソナリティを深く知ることができる、90分間目が離せないとても濃い映像作品でした。

最初は一体彼の頭の中はどうなっているの?という感じでしたが、作品を見ていくうちに理解が深まりました。グードの魅力たっぷりな世界を知ることで、新しい発見ができて本当に良かったです!そして、何よりもこれだけの世界的に有名なアーティストの展覧会を入場無料でできちゃうシャネルが凄い…!

次回の展覧会がとても楽しみですね!

革新的なアイディアを生み出し、1度見たら忘れられないインパクトを与えることで、世界中の人々を魅了するグード。
ユニークあふれる独特な作品たち。そのインスピレーションの源は自分自身だと答えていました。私もグードのように常識に囚われないで自分を信じ、想像力豊かに人生を楽しもうと思いました!



ジャン=ポール グード / Jean-Paul Goude
 1940年フランス生まれ。60年代初頭にイラストレーターとしてパリで活動を開始。70年代にはアメリカで雑誌「Esquire」のアーティスティックディレクターに就任した。写真、ダンス、映像、グラフィックデザインなど多分野にわたって活躍し、80年代に創り出したグレイス ジョーンズのイメージにキャリア初期の成果を結実させた。82年に初の作品集「Jungle  Foever」を刊行。89年には、フランス革命200周年記念パレードの芸術監督を務めた。主な個展に、2012年パリ装飾芸術美術館での回顧展「グードマリオン」、2016年ミラノの現代アートパビリオンでの「So  Far  So  Goude」。日本では2014年に21_21 DESIGN SIGHTで開かれたグループ展「イメージメーカー展」に参加しているほか、2018年4月にKYOTOGRAPHIE  京都国際写真祭  2018にて日本初の回顧展を開催している。


銀座シャネル 4階の情報

アントニ・タウレ「INSULA LUX 光の島」

日本初の個展開催!画家、アントニ・タウレが描写する自然豊な「光の島」。

会期:2019年1月16日~2月14日
会場:シャネル・ネクサス・ホール
住所:東京都中央区銀座3-5-3 シャネル銀座ビルディング4階
電話番号:03-3779-4001
開館時間:12:00〜19:30 
休館日:会期中無休



シャネルのインスタアカウント
https://www.instagram.com/chanelofficial/?hl=ja

Kokiのインスタアカウント
https://www.instagram.com/kokiofficial_0205/?hl=ja



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ハイカラー編集部

ファッション、ビューティはもちろん、モノ・コトへのこだわりが人一倍強い好奇心旺盛なクリエイターが集う編集部。ジャンルの枠に捉われないコンテンツ製作をモットーに日々奔走中。

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